徐々に上向く(栗東)

ラヴァブル
ラヴァブル

 こんにちは、山本です。今日も栗東に居残ってのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、今朝のこと。当ブログでは懐かしの栗東飲み仲間、S社のKクンと電話していると、「北海高校、コールドで負けてますね。札幌光星が強いっすわ」との情報。一方、その後に話したD社のOクンは「うちの母校、11時から試合なんすけど、まだスコア更新してない。雨かな?」という話。そう、高校野球です。この二人は例年、夏の甲子園に一緒に足を運んでいる仲間。とはいえ、この二人はワタクシより随分と深く、詳しく球児の夏を追いかけています。ワタクシなんて、こんな二人の話を聞いて、そろそろ地区予選のリアルタイム速報を設定しないと、と思った次第。前にも書いたように本戦より予選の方を楽しむタイプというのに仕掛けは遅かった…。

 というワケで、今年も恐らく年イチで野球に熱中する時期がやって来ました。ペナントレースでも大谷選手でもなく、高校野球です。今日の坂路小屋では音無調教師に「もう、京セラドームでいいやろ」と聞かされましたが、いやいや、球児の方々には申し訳ないですが、やはり甲子園でしょう。あの暑さの中、負ければ終わりの緊張感は見る者の胸を打ちます。まぁ、これ以上書くと長くなる(実は今日、忙しい…)ので、これぐらいにしますが、野球漬けという慣れない日々が始まりそうです。

 ということで、Oクンの母校が逆転サヨナラ負けという悲劇を味わったところで、そろそろ本題へ(球児の皆さんは本当にお疲れさまでした)。明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 小倉5Rの新馬には松下厩舎のラヴァブル(牝、父ジャスタウェイ、母エピックラヴ)が出走します。何度も書いてきましたが、ダノンザキッドの全妹です。まぁ、本日の紙面でも原稿を書いたんですが当初、松下調教師のトーンは少し慎重だったんですよ。ただ、馬体が絞れたことで、動きは明らかに良化したっぽいですね。「良くなってきましたよ。一瞬の切れる脚というよりは長くいい脚を使うタイプでしょうけどね。現状の力を出せる状態だと思います」とトレーナー。ダノンザキッドもそうでしたが前、前でしぶとく踏ん張るという形が合っているようなイメージでしたし、その戦法が合いそうな坂井Jも確保。態勢としては整っていると思います。

 ここからはPOG情報。ホントは新馬に合わせて、明日書こうと思っていた友道厩舎ですが、ちょっと変更します。というのも、今日の函館にドウデュースの弟になるエンダードラゴン(牡、父リアルスティール、母ダストアンドダイヤモンズ)が入ってくる、という話を友道調教師に聞いたから。今回はゲート試験だけで、恐らくデビューは秋以降になるんじゃないかな。これから適性を見ていくと思いますが、まずは芝のレースから使う青写真を描いている様子。とはいえ、まずはゲート試験ですね。あと、中京最終週のダート1400メートルにダノンフィーゴ(牡、父Into Mischief、母オリーズキャンディ)を使うプランがあるようです。

 さて、昨日のゲート試験を合格した2頭について少々。まずは注目度の高いパーティハーン(牡、父Wootton Bassett、母グリーンバナナズ)について、です。こちらは友道調教師、大江助手ともに「まだ緩い」と口にしますが、友道師は「ヨーロッパっぽいというよりスピードがありそう」と評価し、大江助手は「速い走法で良さが出そう」との見立て。感触は悪くありません。一方、アドマイヤズーム(牡、父モーリス、母ダイワズーム)に関しては「マイルがいいと思う。体つきがすごくしっかりしている」とトレーナーは好評価。そうそう、「よく似ている」と現3歳で同じモーリスを父に持つアドマイヤアストラの名前を出していましたよ。この馬、骨折しましたけど、ホントに評価高いんですよね。ちなみに来月の札幌で復帰予定です。

 中京開幕週デビュー予定のカムニャック(牝、父ブラックタイド、母ダンスアミーガ)も栗東に戻ってきましたが、大江助手は「この時期の牝馬にしては、ホントしっかりしています」と好感触。順調に調整を進めていけそうです。あとは先週の新馬で2着だったバズアップビート(牡、父エピファネイア)。レース前に誘導馬に馬っ気を出したり、1角で他馬に噛みつきにいったりと、かなり幼い面を出したようです。それでも2着。悲観するような内容ではないと思いますが一度、放牧へ出されました。

 続いては高野厩舎。昨日も書いたようにイリフィ(牝、父Too Darn Hot、母Trethias)が新潟開幕週の芝1400メートル、西村淳Jでデビューします。「体は小さいですが、乗っていて小さく感じないし、跳びが大きいですね。この馬の力を出せる仕上がりにあると思います」と高野調教師は冷静に分析。高野厩舎はゲート合格後、放牧に出されることも多いのですが、この馬はすぐにデビューの方向性を決めていたような気がするし、ちょっと手応えを持っているのかなと感じています。あと、クルーガーなどの下にあたるイマージョン(牡、父ロードカナロア、母アディクティド)も今週、ゲート試験に合格しましたね。

 続いては吉岡厩舎のゲート合格組。メイショウナルトやエピカリスの下にあたるハツコイサイダー(牝、父サートゥルナーリア、母スターペスミツコ)は成長を促すため、放牧に出されますが、「跳びが大きくて、軽いキャンターをする。中距離芝から使ってみたいですね」と吉岡調教師の感触は悪くありません。あと、ニシノデイジーの下になるリビングストン(牡、父エピファネイア、母ニシノヒナギク)はデビューへ向け、調整を重ねていくようです。

 最後です。中竹調教師に日英G1勝ち馬を母に持つ良血、シオーグ(牝、父Wootton Bassett、母ディアドラ)の近況について、少しだけ聞きました。すると、すでにノーザンファームしがらきまではやって来ているそうです。ということで、栗東で姿を見る日も遠くないのかなと思っています。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

小倉1R・6アメリカンビキニ(今週の調教騎乗の吉村Jが「良かったです」と手応え。スピード上位で、ここは一気に)

 続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。

小倉3R・3メロディアスハード(前走を除く休養前の内容は悪くない。スムーズにさばいて)

小倉6R・7レッドエヴァンス(しつこいと言われようが、最後までついていきます。今回はB着用)

小倉10R・9トーアライデン(ここは先行利大。踏ん張れる)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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