【セントライト記念】アーバンシックが3頭併せの最内から11秒2で先着 石神深一騎手「すごくいい馬」

Wコースで追い切ったアーバンシック(左、カメラ・荒牧 徹)
Wコースで追い切ったアーバンシック(左、カメラ・荒牧 徹)

◆第78回セントライト記念・G2(9月16日、中山競馬場・芝2200メートル、3着まで菊花賞への優先出走権)追い切り=9月12日、美浦トレセン 

 秋初戦を迎えるアーバンシック(牡3歳、美浦・武井亮厩舎、父スワーヴリチャード)が、豪快な伸びを見せた。やや馬場入りを嫌がったが、Wコースでキャンターに入ると雄大なフットワークで落ち着きを取り戻し、ザロック(3歳1勝クラス)を8馬身差、チートメジャー(2歳未勝利)を4馬身差追走。直線で最内に進路を取ると、軽く仕掛けられただけで一気に加速し、チートメジャーに半馬身差、ザロックに2馬身差の先着を果たした。

 ラスト1ハロンはこの日2位タイとなる11秒2をマーク(6ハロン83秒4)。身体能力の高さを見せつける走りに、手綱を執った石神深一騎手(レースはルメール騎手が騎乗)は「しまいの反応だけ確かめてほしいとの指示でしたが、反応はいいし、抜け出してからもハミが抜けることはありませんでした。すごくいい馬です」と、絶賛した。

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