◆日本ダービー2週前追い切り(10日・栗東トレセン)
皐月賞馬が2冠へ向けて始動した。エポカドーロは栗東・坂路を単走。ゆったりとした身のこなしで57秒9―13秒2と、2日に短期放牧から帰厩して初時計をマークした。
「まあまあかな。皐月が終わって、平行線というかね」と、冷静に振り返った藤原英調教師。その皐月賞は7番人気の伏兵だったが、好位から鮮やかに抜け出し、後続に2馬身差をつける完勝だった。「操縦性があるので、うまくいったという感じ。(ダービーへ向けて)プレッシャーはない」と、どこまでも自然体なトレーナーが静かに2冠を狙う。