【アイビスSD】杉原騎手、レジーナフォルテと重賞初Vに挑む

レジーナフォルテはスピード感あふれる動きを披露
レジーナフォルテはスピード感あふれる動きを披露

◆アイビスSD追い切り(7月25日・美浦トレセン)

 サマースプリントシリーズ第3戦のアイビスサマーダッシュ・G3(29日、新潟)は、杉原誠人騎手(25)=美浦・藤沢和厩舎=が“愛の使者”でもあるレジーナフォルテと重賞初Vに挑む。

 充実ぶりをアピールした。レジーナフォルテは、美浦のウッドチップコースで最後までスピードに乗っていた。馬なりでも自然と加速し、4ハロン51秒9―12秒9。佐藤調教師は「動きはいいですね。しまい重点でいいリズムでした。何も心配することはありません」と納得の表情でうなずいた。

 3歳で臨んだ昨年は3着。この1年で準オープン2勝と力をつけ、今年も参戦してきた。「馬がしっかりしてきたし、筋肉もついてきた。もともと短距離の体をしていたが、実が入ってきた感じ」とトレーナー。直線競馬は【1011】と得意にしており、「ピッチ走法なのでスピードに対応できるのかなと思います」と理由を分析した。

 手綱を執る杉原にとっては、8年目で待望の重賞初Vのチャンス。「いい勝ちっぷりでした」と振り返った前走は、愛妻の誕生日&結婚1周年記念日だった。さらに、今月23日には第1子となる男の子が誕生。「家族が一人増えたので、より一層頑張りたい。この馬にはいい時に乗せてもらい、いい時に勝たせてもらっています」と幸せそうな笑顔を見せた。

 そんな思い入れの強いパートナーと共に挑む2度目の重賞。「以前はムキになり過ぎる馬でしたが、道中に息を入れると最後にはじけるようになった。重賞でも力は上なので、チャンスはあると思っています」。信頼する馬と、愛する家族。その支えは何よりも強い。(石野 静香)

 ◆杉原 誠人(すぎはら・まこと)1992年10月31日、埼玉県生まれ。25歳。美浦・藤沢和厩舎所属。11年3月にデビューし、同年5月14日の新潟6R(クリノトルネード)でJRA初勝利。JRA通算93勝。重賞は今回が30回目の騎乗で、レジーナフォルテで3着だった昨年のアイビスSDが自己最高着順。164.5センチ、51キロ。昨年6月30日に一般女性と結婚。血液型B。

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