【菊花賞】友道調教師、ワールドプレミアVで牡馬3冠クラシック完全制覇

クラシック3冠トレーナーとなった友道調教師
クラシック3冠トレーナーとなった友道調教師

◆第80回菊花賞・G1(10月20日・芝3000メートル・京都競馬場、良)

 3冠最終戦、第80回菊花賞・G1は京都競馬場の芝3000メートルで3歳馬18頭が争い、3番人気のワールドプレミアが直線で抜け出して優勝。重賞初制覇をクラシックで飾った。

 陣営の英断が導いたタイトルだ。ワールドプレミアは今年3月の若葉S2着後に早々と放牧に出され、春2冠を自重した。「本当は春のG1でも活躍できたと思うけど、体に弱いところがあって出走できませんでした。何とか間に合って良かったです」と友道調教師。秋初戦の神戸新聞杯(3着)はイレ込みと輸送で馬体重は2キロ減の472キロだったが、この日は12キロ増の484キロ。成長した姿で勝利をつかんだ。

 厩舎にとって13頭目の出走で、ようやく咲かせた菊の大輪。牡馬3冠クラシック完全制覇は史上13人目だ。「なかなか勝てなかったので、うれしいです。春は悔しい思いをしたけど、何とか最後の1冠を取りたかった」とトレーナー。

 偶然にも、昨年の菊花賞当日にデビューした孝行息子。今後は未定だが「長距離で活躍できる馬になってほしい」と、ステイヤーとしての力を伸ばしていきたい考えだ。(尚)

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