12月15日の中山11R・ディセンバーS(3歳上オープン・リステッド、芝1800メートル=16頭立て)は、骨折などによる約1年3か月の休養からカムバックしたセダブリランテスが2番手追走から抜け出し、1番人気に応えた。勝ち時計は1分47秒3。
重賞2勝の実力馬に、ブランクなど関係なかった。スタートを決め、持ち味のセンスのいい走りで無理なく2番手へ。前を行くイレイションの動きを見ながら進め、ラスト200メートル過ぎで鋭く抜け出した。
「レースで注文が付かない。好位で進めるこの馬の形の競馬をしてくれた。関係者の方の努力のたまもの。まだまだタイトルを取れる馬だと思う」と手綱を執った石川騎手。手塚調教師は「戦ってきた相手が違う。今後のことは、放牧で膝の弱い部分をチェックしてから考えたい」と話した。