電撃引退エフフォーリアに主戦の横山武史騎手が感謝「間違いなく今の僕を作ってくれた一頭」

21年の天皇賞・秋で19年ぶりの3歳馬Vを成し遂げたエフフォーリアと横山武
21年の天皇賞・秋で19年ぶりの3歳馬Vを成し遂げたエフフォーリアと横山武
京都記念で心房細動を発症して競走を中止したエフフォーリア。横山武はゴール手前で下馬した
京都記念で心房細動を発症して競走を中止したエフフォーリア。横山武はゴール手前で下馬した

 2月14日に電撃引退が発表された21年の年度代表馬エフフォーリア(牡5歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父エピファネイア)へ、主戦として全11戦の手綱を執った横山武史騎手=美浦・鈴木伸尋厩舎=が15日、感謝のコメントを寄せた。

 「まずはエフフォーリアに対して、ありがとう、お疲れさまでしたという気持ちです。そして全11戦で手綱を任せてくださったオーナーや鹿戸先生をはじめ、関係者の方々には深く感謝を申し上げます。エフはいつも頑張っていました。またエフと勝ちたいという思いで毎レース騎乗していましたが、京都記念の後、それ以上に無事にキャリアを終えてほしいという気持ちも強くなりました。エフにはうれしいことも、悔しいことも含め、貴重な経験をさせていただきました。初めてまたがった時の感触は忘れられません。皐月賞のあの感動、ダービーで味わった悔しさは今も忘れられません。エフフォーリアとともに過ごした日々は一生忘れられません。多くの良い馬に乗せていただいていますが、間違いなく今の僕を作ってくれた一頭です。エフは大人な面もあれば、子供っぽいところもあり、本当にかわいかったです。走ればいつも一生懸命頑張ってくれますし、こんな素晴らしい馬に出会えて僕は本当に幸せ者です。引退はとても残念に思いますが、今後エフが幸せな馬生を過ごしてくれることを願っています。今までありがとう! エフフォーリア」

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