電撃引退のエフフォーリアに鹿戸調教師が感謝のエール「種牡馬として成功すると信じています」

鹿戸調教師
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昨年の天皇賞・秋で古馬2強を撃破したエフフォーリア
昨年の天皇賞・秋で古馬2強を撃破したエフフォーリア

 21年にG1・3勝を挙げて年度代表馬に選出されたエフフォーリア(牡5歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父エピファネイア)の電撃引退が14日発表され、管理する鹿戸調教師が感謝のエールを送った。所有するキャロットクラブから社台スタリオンステーションでの種牡馬入りが発表されており、「成功すると信じています。できればエフフォーリアの子供で大きいレースに挑戦できるようになりたいし、勝てなかったダービーを勝ちたい」と、かみ締めるような表情で語った。

 最も思い出に残るレースはシャフリヤールに鼻差の2着で惜敗した21年の日本ダービーと、師匠である藤沢和雄元調教師の管理馬グランアレグリアと対決して勝利を飾った同年の天皇賞・秋という。「あの鼻差で負けたダービーは、すごい思い出に残っています。あんなプレッシャーを感じたのは、人生で一番。毎日寝られなくて、毎日スタッフとも話し合ってね。あのダービーと、師匠(藤沢和雄元調教師)と戦えた天皇賞・秋は思い出に残ります。この馬は僕にとって宝物。僕にとってのヒーロー」と、しみじみと振り返った。

 この日は朝と午後に厩舎で軽い運動を行い、元気に回復した姿を見せた。「運動もできるようになり、だいぶ元気になってきました。すごく安心しています」と安堵(あんど)した胸中を明かした上で、「本当にいい馬だよね」と優しい口調でねぎらった。

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