◆ドバイ・ターフ・G1(3月25日、メイダン競馬場、芝1800メートル)追い切り=2日、栗東トレセン
昨年の日本ダービー馬ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が、武豊騎手を背に衝撃のタイムを叩き出した。
CWコースで3頭併せを行い、サトノグランツ(3歳1勝クラス)、リアド(4歳2勝クラス)を内から追いかける形。直線では軽く促されただけで抜群の瞬発力を披露。あっという間に2頭を抜き去って最先着した。
ラスト1ハロン10秒6(全体6ハロン83秒2)の猛時計に、武豊騎手も「すごかったね。馬ってこんなに速く走れるんだ」と驚きを隠せない様子。「テンの1ハロンじゃないからね。馬場も重いし後半でハロー明けでもないし。速すぎて追えなかった」と舌を巻いた。
京都記念V以降初めてのコンタクト。「1回使ってさらにいい。細くはないけど、シャープな感じ。楽しみですね」と海外G1再挑戦に大きな期待をかけた。