【大阪杯】ラーグルフは父・モーリスの血が覚醒 宗像調教師「後半良くなる血統だからあやかりたい」

ラーグルフ
ラーグルフ

◆第67回大阪杯・G1(4月2日、阪神競馬場・芝2000メートル)

 ラーグルフ(牡4歳、美浦・宗像義忠厩舎、父モーリス)は2走前の中山金杯で重賞初制覇。前走の中山記念ではシュネルマイスター、スタニングローズ、ダノンザキッドのG1馬3頭に先着し、2着に入った。宗像調教師は「ジョッキーがうまく乗ってくれましたね」と謙遜するが、馬は間違いなく本格化ムードだ。

 父・モーリスは明け4歳から覚醒。4連勝で安田記念を制し、以後、国内外G1で6勝を挙げて歴史的名馬の仲間入りを果たした。産駒もジェラルディーナを筆頭に晩成傾向にあり、その血が覚醒しつつあると言っていいだろう。

 22日の1週前追い切りは美浦・Wコースで6ハロン84秒2―11秒7。併せたナランフレグには1馬身遅れたが、相手が走りすぎただけで、この馬自体の仕上がりは決して悪くない。トレーナーも「しっかり動いてくれましたね。モーリス産駒は後半良くなる血統だからあやかりたい。相手は強くなるけど、胸を借りるつもりで頑張ります」と静かに気合を入れた。偉大な父の足跡をたどり、タイトルをつかみとる。

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