第90回日本ダービー・G1が5月28日、芝2400メートルで行われる。
1冠目の皐月賞を4角17番手から差し切ったソールオリエンス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)を中心視。京成杯に続き、4コーナーは外に膨れ気味だったが、直線の伸び脚はまさに圧巻。東京にも勝ち鞍があり、2冠へ視界良好だ。
未勝利、ゆりかもめ賞、青葉賞を3連勝中のスキルヴィング(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)。キタサンブラックの産駒だけに成長力はお墨付き。東京2400メートルの経験値でライバルをリードする。
皐月賞3着のファントムシーフ(牡3歳、栗東・西村真幸厩舎)は今回、武豊騎手に乗り替わり。共同通信杯を勝ったように東京の舞台はベスト。1週前の動きも絶品で、大本番へ、仕上がりも絶好だ。
皐月賞2着タスティエーラ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)は、レーン騎手とのコンビで戴冠を狙う。
皐月賞7着からの一戦トップナイフ(牡3歳、栗東・昆貢厩舎)、ホープフルSの勝ち馬ドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)は、遠征したUAEダービー2着。パワーを要する馬場で一気に浮上する。
京都新聞杯Vから挑むサトノグランツ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)、毎日杯の勝ち馬シーズンリッチ(牡3歳、美浦・久保田貴士厩舎)、プリンシパルSを逃げ切ったパクスオトマニカ(牡3歳、美浦・久保田貴士厩舎)、青葉賞2着ハーツコンチェルト(牡3歳、美浦・武井亮厩舎)、きさらぎ賞の勝ち馬フリームファクシ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)、ハイペースに巻き込まれた皐月賞は10着に終わったベラジオオペラ(牡3歳、栗東・上村洋行厩舎)は巻き返しを期す一戦だ。(大上 賢一郎)