◆第90回日本ダービー・G1(5月28日、東京競馬場・芝2400メートル)=22日、栗東トレセン
シャザーン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ロードカナロア)が皐月賞6着からの巻き返しを狙う。16年エリザベス女王杯を制し、翌17年有馬記念で2着だったクイーンズリングを母に持つ良血馬が、逆転へ準備を整えている。
「皐月賞は馬場に脚を取られていたようですね。それで最後の伸びが鈍ったのだと思います」と敗因を分析した大江助手。1週前の17日には岩田望が騎乗し、6ハロン78秒8―11秒1と鋭い伸び。「だいぶん仕上がってきていますし、筋肉の張りも増してきていますし、馬を良く見せています」と好仕上がり。2200メートルのすみれSを勝っている実績からも、距離延長は問題なさそうだ。「距離、左回りの条件に不安はありません。ここで改めてという気持ちです」と同助手は力を込めていた。