6月11日の阪神5R・2歳新馬戦(芝1200メートル=8頭立て)は、圧倒的な1番人気に支持されたミルテンベルク(牡2歳、栗東・武英智厩舎、父モーリス)が、2番手から楽々と抜け出して初陣を飾った。勝ち時計は1分10秒4(稍重)。
前評判通りの強さだった。ハナを奪った5番人気のドナヴィーナス(川島信二騎手)の直後をスムーズに追走。直線では余裕のある手応えで後続を3馬身引き離した。「スタートを上手に出てくれました。真面目すぎるところがあるので、そのあたりをなだめながらいきました。上手に我慢して、直線でも伸びてくれました」と藤岡康太騎手は満足げ。祖母に独オークス馬がいる期待馬。「今後が楽しみです」と鞍上は表情を緩めていた。