みちのくから越後路へ(美浦)

 こんばんは、坂本です。今週末は福島出張でございます。

 一方で北の大地では函館から札幌に舞台を移して、熱い北海道シリーズが続いています。私も3週目から現地に向かいますが、それに備えて出張の用意をいろいろし始めなければいけません。まず一番大事なのは薬だと考えて、かかりつけ医に血圧の薬をもらいに行ったところ、これまで3年間で数値に改善がみられなかったため、服用薬を増やすことになりました。

 といっても血圧の薬の量ではなく、動脈硬化防止の中性脂肪対策の薬と腎臓に負担のかかる尿酸値の数値を抑える薬が新たに仲間入りした形です。「とにかくやせることが一番の治療法ですよ」とお医者様にお灸を据えられまして、何とか頑張らないといけないなあと反省した次第です。たまに出演させていただくパドック解説の冒頭で、いくらか細くなった顔をお目にかけられるように誓いたいところですが、はてさて…。

 それではそんなところで本題へいきましょう。まずは国枝厩舎からです。来週の新潟開幕週、7月29日の新潟の新馬戦(芝1600メートル)でデビュー予定のサトノフォルテ(牡、父ロードカナロア)は、1週前追い切りに戸崎騎手が初コンタクトを取りました。Wコースでの併せ馬で僚馬に先着して、ガッチリと手綱をおさえて余力十分のフィニッシュだったと思います。鞍上を直撃したところ、「追いきりにいってからのWチップでの動きはよかった。手応えも十分でしたし、余力もありました。でも正直、準備運動の段階では、歩様のバランスや気持ちの入り方でどうなのかなと思いましたが、速いところにいって動けているので能力はあるのかなと思います。気性の危うさがあるのかなとは感じますね」と、素質と課題を指摘していました。国枝調教師は「コースに入っての動きはよかった。折り合いは問題ないし、期待しているよ」とのこと。いいものはありそうなので、もろもろいい方向に出ればという印象でした。

 8月5日の新潟新馬戦(芝1800M)でのデビューを目指しているベストミーエヴァー(牝、父No Nay Never)は、順調に美浦・Wコースで本数を重ねています。国枝師は「放牧をへて、だんだんしっかりしてきた。脚が長くて距離がもつタイプ。ストライドが大きい」と、評価しています。祖母アゲインは愛1000ギニーなどを制したG1馬で、一族には凱旋門賞馬モンジューなどがいます。血統面を含めて、どんな走りをするか楽しみです。

 次は宮田厩舎いきましょう。新馬のスカイレディ(牝、父Teofilo)は、7月12日にゲート試験に合格しています。16日の日曜日に1本目をWコースで計時していて、宮田調教師は「ここから速めをやっていって、デビューに向かえればと思います。芝の1600~1800Mくらいを試していこうかと」と、順調にいけば新潟デビューの運びとなりそうです。

 エリカカリーナ(牝、父ミッキーアイル、キャレモンショコラ)は、同じく先週の日曜日からWコースで時計を出し始めていますね。こちらも「これからの動き次第で、新潟の芝1400~1600あたりにいこうと思います」と、見通しを語っていました。ゲート試験に合格したコナウェリナ(牝、父ミッキーアイル、母コナブリュワーズ)クーデメイン(牝、父サトノアラジン、母クーデグレイス)は、放牧に出されています。

 次は手塚厩舎です。これは松井中央記者からいただいたレポートです。新馬のレッドレナート(牡、父レッドファルクス、マレーナ)は、8月6日の新潟新馬戦(芝1600M)に岩田望騎手で予定しています。手塚調教師は「馬っぷりがいいし、なかなかいいところがある。まだトモ(後肢)は緩いけど、芝でも走れそう」と、評価しています。

 同じく新馬のヴァンショー(牝、父キズナ、母レッドサン)は、ゲート試験を受けているところです。手塚師は「ちょっとすくみやすいところがあるから、合格したら放牧になるかな」と、見通しを語っています。また先週の函館の新馬戦で11着に敗れたバロン(牝、父ロードカナロア)は、「あんなに走らないことはない。馬込みを気にしてひるんでいたみたい」とのことで、8月13日の新潟未勝利戦(芝1400M)での巻き返しを期待しています。

 またマウリノ(牡、父レイデオロ)が、帰厩してきています。6月の東京での新馬戦は6着に敗れていましたが、なかなか進んでいかず、しまいは詰めてきた内容でしたね。こちらは8月12日の新潟未勝利戦(芝1800M)に向かう予定とのことだそうです。

 それでは今日のところはこのへんで。

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