◆第68回京成杯AH・G3(9月10日、中山・芝1600メートル、ハンデ)
前走の安田記念で9着に敗れたソウルラッシュ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)。金曜の段階では得意の道悪になるとふんで◎を託したが、良馬場に回復し伸びあぐねた。
先月30日の1週前追い切りは、栗東・CWコースで3頭併せ。エルソール(5歳3勝クラス)、ヴィヴァン(5歳2勝クラス)を追走し、6ハロン81秒0―11秒2でヴィヴァンに1馬身先着した。騎乗した松山弘平騎手は「正直、いい時と比べるとまだ緩さがあるかなと思いますが、間隔をあけて前走よりは硬さがなくなって、良くなっています。しっかり追い切れたので、もう1段階上がってくれれば」と前向きなコメントをくれた。
オープンに上がって初めて、直線が短い中山での戦いになるが「実績ありますから」とコース替わりは意に介さない。どちらかと言えばパワータイプで、急坂は歓迎と見る。(玉木 宏征)