【セントライト記念】圧倒的1番人気のソールオリエンス、2着も収穫あり 手塚調教師「距離はかなりもつのは分かった」

1番人気のソールオリエンスは2着
1番人気のソールオリエンスは2着

◆第77回セントライト記念・G2(9月18日、中山・芝2200メートル、良)

 単勝1・6倍の圧倒的な1番人気に支持されたソールオリエンスが、日本ダービーに続く2着と連敗を喫した。しかし本番を見据えたトライアルと割り切れば、むしろ収穫の多い内容と感じた。

 それは記者だけではなく、手塚調教師も同じだったのではないか。最終追い切りの時点で「3000メートルは正直、使ってみないと分からない」と慎重な面を感じたが、レース後は「道中はお釣りがあったし、これで距離はかなりもつのは分かった」と口にした。トーンがかなり変化していたのが印象的だった。

 外の14番枠とあって、手塚師によるとレース前から「安全策で外、外を回っても、力を信じて乗ろうと決めていた」という。確かに勝ち馬より距離ロスがあったことは否めない。ただ、スローペースでも道中でしっかりと折り合えていたのは、4コーナーで外に振られる不利がありながらも、最後に伸びてきた脚が物語る通り。頼もしい材料だ。

 賞金が十分にある皐月賞馬にとって、今回は叩いての上積みを意識した一戦。横山武もレース前に「無駄な部分が削れて、欲しかった部分に筋肉がついてきたイメージ」と成長を実感していた。「本番でリベンジしたい」という手塚師の言葉を信じて、次こそ単勝馬券を握りしめて喜ぶ番といきたい。(坂本 達洋)

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