9月30日の阪神9R・ヤマボウシ賞(2歳1勝クラス・ダート1400メートル、9頭立て)は、和田竜二騎手が騎乗した2番人気サトノフェニックス(牡、栗東・西園正都厩舎、父ヘニーヒューズ)が出遅れたものの外から動いてポジションを上げ、直線で抜け出しデビューから2連勝を飾った。勝ち時計は1分25秒8(良)。首差の2着に5番人気ナスティウェザー(岩田望来騎手)、さらに頭差の3着に1番人気ラムジェット(川田将雅騎手)が入った。
和田竜騎手は「砂をかぶって外に逃げるところがあった。動きたくないところで動いたけど、最後までしのぎきってくれて能力が高いですね。稽古では気を抜かないんですが…。引っ掛かるよりはいいかな」と振り返った。
管理する西園正調教師は「強い勝ち方でした。芝スタートが初めてで戸惑ったけど、ダートに入ってからはいい走りでした。強引な競馬で、外に逃げながらでしたけどね。一回使って体が増えて(プラス12キロ)、ヘニーヒューズという体になってきました。先々も楽しめると思います」と笑みを浮かべた。
今後はひと息入れて、カトレアステークス(11月25日、東京)か、兵庫ジュニアグランプリ(11月22日、園田)の両にらみで調整が進められる。