JRA史上初の無敗牝馬3冠馬デアリングタクトが引退 ノルマンディーオーナーズクラブが発表

秋華賞でデアリングタクト(左)が史上初の無敗での牝馬三冠を達成
秋華賞でデアリングタクト(左)が史上初の無敗での牝馬三冠を達成

 2020年に無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクト(牝6歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が、右前肢のけいじん帯炎を再発し引退することが10月6日、分かった。馬主のノルマンディーオーナーズクラブが発表した。今後は北海道の岡田スタッドで繁殖牝馬となる。

 同馬は2021年4月にクイーンエリザベス2世Cで同箇所を故障し、約1年1か月ぶりとなった翌年5月のヴィクトリアマイル(6着)で復帰。その後も宝塚記念などG1にも参戦していた。今年初戦を予定していたネオムターフCを左前脚の歩様が乱れたため、サウジアラビア遠征を見送り。再度復帰しての現役続行を目指していたが、10月5日にレントゲン、エコー検査を実施したところ再発していることが判明し、関係者が協議した結果、引退することが決まった。

 通算13戦5勝(海外1戦0勝を含む)で、昨年11月のジャパンC4着がラストランとなった。

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