【府中牝馬S】ディヴィーナが母に届ける重賞初Vへ 陣営「いよいよ本格化を感じます」

ディヴィーナ
ディヴィーナ

◆第71回府中牝馬S・G2(10月14日、東京・芝1800メートル、1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権)=10月10日、栗東トレセン

 ディヴィーナ(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)は、僚馬ハーパー(秋華賞出走予定)とともに坂路を登ってきた。68秒1―16秒0とゆっくりしたペースで、ストレッチをするように体を大きく動かした。小柄だが線の細さはなく、躍動感が感じられた。大江助手は「体つきもいいですし、大人になってきていよいよ本格化を感じます」と胸を張った。

 13年、14年のヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナの子。やや不運な競馬が続いていたが、ここに来て中京記念、関屋記念で連続の2着と安定してきた。「ミルコ(デムーロ騎手)がこの子の気持ちをくんで走らせてくれている。あとちょっと。何とかこの子にタイトルをとらせてあげたいです」と同助手は気を引き締めた。3走前のヴィクトリアマイルは0秒2差の4着。ここなら主役になれる存在だ。

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