イズジョーノキセキに騎乗した府中牝馬Sは9着でした。道中でガツンと力んでしまい、また力を出し切れませんでした。ただ、次は大目標としていたエリザベス女王杯。距離は問題ありませんし、使った上積みも大きいはずです。今度こそ、と強く思っています。
今週は菊花賞です。今年は騎乗馬がいないのは残念ですが、3年ぶりに京都での開催。昨年までの阪神より「折り合い」が非常に重要になります。特に2度通ることになる最後の直線手前の下り坂でかかったりしては体力を消耗し、大きなロスとなります。逆に折り合える馬は04年にデルタブルースで勝たせてもらった時のように、下り坂を利用した加速を利かせることもできる。同じ3000メートルでも阪神と京都では乗り方が違ってきます。
今週は美浦でノースブリッジの天皇賞・秋1週前追い切りに乗りました。落ち着きがあり、もともと動く馬ではありますが、休み明けだった前走を使った効果を感じました。順調に調整できています。土、日ともに京都で騎乗する今週で何とか弾みをつけ、大一番へ臨むつもりです。(JRA騎手)