10月28日の東京4R・2歳新馬戦(芝1400メートル、15頭立て)は、今年の青葉賞馬スキルヴィングの半妹のジークルーネ(牝、美浦・栗田徹厩舎、父キズナ)が、最後の直線で鋭く抜け出し半馬身差で初陣を飾った。勝ちタイムは1分22秒9(良)。
好スタートを決めるとスピードに乗り4番手を追走。道中はリズム良くスムーズな追走で4角手前から徐々に進出を開始。残り400メートル付近の左ムチをゴーサインにグンと加速すると、残り50メートルで先頭に立つと、シアター(木幡巧也騎手)の追撃を退けた。
クリストフ・ルメール騎手は「スタートからスピードを出してくれてすごくいいポジションが取れました。真面目でしたね。だんだんトップスピードになった。1400メートルもちょうどいいですね」と評価。栗田調教師は「気性は素直で勝ち気。トモの弱さもあって体が使い切れていない中で、気持ちでカバーしてくれた。距離は融通がきくと思います」と今後を見据えた。