12月9日の阪神9R・エリカ賞(2歳1勝クラス、芝2000メートル、10頭立て)は、1番人気のメリオーレム(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎、父シュヴァルグラン)が未勝利に続く連勝を飾った。勝ちタイムは2分0秒3(良)。
道中は折り合って3番手を追走。4コーナーで先行2頭の直後まで差を詰めると、直線は鞍上のアクションに応えて脚を伸ばす。先に先頭に立っていたヒロノラメールを半馬身かわしてゴールに入った。
川田将雅騎手「スムーズに競馬をしてくれて、しっかり勝ち切ってくれたことが何よりだったと思います」とコメント。あす10日、香港国際競走に騎乗するため、レース後は急ぎ足で決戦の地へと向かった。
臨場した友道厩舎の前川助手は「まだまだ未完成ですけど、ジョッキーがうまく乗ってくれました。のんびりしている馬なので今回、チークピーシーズを着けたのですが、効果がありましたね。これで今後のレース選択も楽になります」と賞金加算を喜んでいた。