そうそうたる(美浦)

ポッドテオ
ポッドテオ

 こんばんは、坂本です。今日は久しぶりに在宅勤務からお届けします。

 先週末にプロ野球が開幕を迎えて、トレセンで関係者と顔を合わせると、悲喜こもごもの野球談議になりがちです。私もジッとしていられず、さっそく野球観戦に出かけましたが、やっぱりライブでの観戦は楽しいですね。幸いにもお天気に恵まれてビールを次々と飲み干しましたが、競馬場もしかりです。やっぱり歓声と迫力は現地にいてこそ。今週末の中山は絶好の晴天とはいかなそうですが、お花見に出かけたついでに足を運んでみていただきたいところです。

 それでは本題へいきましょう。まずは宮田厩舎からです。2歳馬が続々と入っていますね。ドゥカート(牡、父レイデオロ、母キャットコイン)は3月14日に入厩して、22日にゲート試験に合格しています。母はデビュー3連勝でクイーンCを制しており、その全妹ワンブレスアウェイは19年の愛知杯を勝っております。宮田調教師は「距離はマイルまでかなという印象です。気性的にはピリッとしているので、早い時期から動けそうです」と語っています。

 グラフレナート(牡、父キズナ、母ヴィルデローゼ)は、3月16日に入厩して、28日にゲート試験に合格しています。そしてすでに放牧に出されていますね。祖母は08年のマイルCSを勝ったブルーメンブラットで、叔父には昨年の東京スポーツ杯2歳Sを勝ったシュトラウスなどがいる血統です。宮田師は「体形的には芝のマイルくらいが合っているかなという印象です。いい意味で気の強さもありますし、仕上がり自体は早そう」と評価しています。

 ボンヌソワレ(牝、父レイデオロ、母ノッテビアンカ)は、3月22日に入厩して、28日にはゲート試験に合格。こちらもすでに放牧に出ています。半兄ロングランは今年の小倉大賞典で2着に好走しています。指揮官は「去年の秋に山元(トレセン)さんに移動して育成されていましたが、評判も良くて、同期のなかではかなり動けている方」と期待を寄せています。いずれも早期デビューが視野に入ってきそうで楽しみですね。またオルグジェシダ(牝、父モーリス、母ソシアルクラブ)は、4月3日に入厩しています。祖母ブエナビスタという良血馬で、改めてそうそうたるラインアップです。

 次は国枝厩舎の2歳馬の話題に。4月4日にレイデアンジェロ(牡、父レイデオロ、母レディアンジェラ)とデアマトローナ(牝、父キズナ、母ホームカミングクイーン)が入厩してきています。まずはゲート試験合格を目指していく段階ですが、国枝調教師は「この時期に来るんだから、6月に使いたいよね」と青写真を描いていましたよ。

 そして最後に畠山厩舎の3歳の話題を。ジャングルポケット産駒のラストクロップのポッドテオ(牡、父ジャングルポケット、母ポッドシルビア)は、アーリントンC(4月13日、阪神)に向けた1週前追い切りを行いました。北村宏騎手を背に美浦・Wコースで併せ馬を行い、6ハロン81秒5―11秒7を馬なりでマーク。畠山調教師は「実戦を想定してやったけど、先週、今週といい負荷をかけられている。何とか権利を取れればG1に出られるから、そのへんも視野に入れて」と、満足そうに語っていました。血統的な魅力も含めて、府中の杜への道を切り開いてほしいものです。

 そして青葉賞(4月27日、東京)に向かうウインマクシマム(牡、キタサンブラック)は、早めに入厩して順調に進めてきています。「あちらの天候の関係で予定より早く北海道から来たけど、じっくり段階を踏んでやってこられている。来週から併せ馬をつけてやる予定ですが、競馬に向けて仕上げていくにあたって、全く問題なく整っている」とのこと。大舞台への切符をかけて、POGの隠し玉候補に挙げていただけに頑張ってほしいです。

 それでは今日のところはこのへんで。

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