藤岡康太さんの同期・浜中俊騎手「事故からまだ1年たっていないのか…もう1年なのか」 阪神競馬場で追悼植樹式

藤岡康太さんの追悼植樹式に出席した騎手たち
藤岡康太さんの追悼植樹式に出席した騎手たち

 昨年4月6日の阪神開催のレース中に落馬し、同10日に逝去した藤岡康太さんを追悼する植樹式が2月13日、阪神競馬場で行われた。日本騎手クラブ会長の武豊騎手、兄の佑介騎手、父の健一調教師、ほか12人の騎手ら多くの関係者が出席した。

 同期の浜中俊騎手は「石碑と桜の花を植樹してもらって、ファンの皆様や競馬関係者に康太のことを思い出してもらえたらうれしいです。正直、事故からまだ1年たっていないのかという気持ちと、もう1年なのかという気持ちと、という感じです」と率直に告白。「彼のことを思って、ジョッキーはみんな安全かつ楽しい競馬を提供できるようにという思いで、彼のぶんも頑張っていきます。桜が咲いている頃に事故がありました。次、阪神で競馬をやるときには桜が咲いているでしょうし、桜を見たら当時のことを思い出すでしょうが、見守ってくれているんじゃないかと思います」と力を込めた。

 植樹式は、競馬ファンに「騎手 藤岡康太」をいつまでも忘れないでもらいたいとの思いから、日本騎手クラブと阪神競馬場が実施。馬頭観音像の横に植えられたのは、藤岡康太さんが生前好きだった「桃色」の桜で、なかでも、大輪の濃紅色の花を咲かせる「ベニユタカ」が選定された。桜花賞・G1(4月13日)が行われる頃には開花する予定。

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