
昨年のヴィクトリアマイルを勝ったテンハッピーローズ(牝7歳、栗東・高柳大輔厩舎、父エピファネイア)が現役を引退することになった。近日中に競走馬登録を抹消され、今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖牝馬になる予定。管理する高柳大調教師が3月5日、明らかにした。
同馬は2歳時からアルテミスS3着など高い能力を示しながら、4歳春のオープン入り後もなかなか重賞タイトルをつかめず。しかし、昨春のヴィクトリアマイルを14番人気で勝つと、その後はアメリカのBCマイルで見せ場たっぷりの4着と健闘。今春にサウジアラビアで行われた1351ターフスプリント7着がラストランになった。
高柳大調教師は「今なら、まだ種付けにも間に合いますからね。年齢も年齢ですが、長い間しっかり頑張ってくれました。特に6歳で海外に行って、最後もサウジですから。(今後は)おとなしい子供を産んでほしいと思います」と愛馬をねぎらった。