【京都金杯】レッドアンシェル切れた!厩舎の同期スワーヴリチャードに続く重賞V狙う

しまいに抜群の切れをみせたレッドアンシェル(手前)
しまいに抜群の切れをみせたレッドアンシェル(手前)

◆京都金杯追い切り(1月3日、栗東トレセン)

 6日に開幕する2018年の中央競馬。年初恒例の東西金杯の追い切りが3日、美浦、栗東の両トレセンで行われた。京都金杯の主役は4歳馬。栗東・CWコースでの併せ馬で先着したレッドアンシェルが庄野厩舎の同期スワーヴリチャードに続き、重賞Vを手に入れるか。

 “勝ち初め”の準備を無事完了した。明け4歳のレッドアンシェルは栗東のCWコースで馬場の真ん中からスムーズに伸び、ラセット(3歳未勝利)に1馬身先着。6ハロン87秒4―11秒4と序盤は力みのない動きで、最後に自慢の切れ味を発揮させた。「ゆったりしたペースで入って、最後に弾けてくれた。すごくいい。何の問題もなくきている」と騎乗した久保智助手は胸を張った。

 昨年、庄野調教師は開業11年目で初めて年間獲得賞金が5億円(地方含む)超え。交流G1・JBCスプリントをニシケンモノノフで制し、芝路線ではスワーヴリチャードが重賞2勝、日本ダービーでも2着と活躍した。「芝の長距離のリチャードと並んで、アンシェルは芝マイル路線の柱になってほしい」と庄野師は大きな期待を寄せる。

 今年3月2日に48歳の誕生日を迎える年男のトレーナー。「成長期を迎えて力をつけている。僕の年齢は関係ないけど、幸先のいいスタートを切りたい」と気合を入れる。安田記念(6月3日、東京)に向かうため、2018年の西の開幕重賞を勝って足場を固めるか。(内尾 篤嗣)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル