阪神を待つ(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は久々に金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。昨夜の自宅近辺は予報通りの暴風雨で、今朝もJRはほぼ運休状態。出勤時に見た自宅近くの駅前はすでに晴れ間を取り戻しているというのに、バスとタクシーを待つ人であふれ返っていました。寝床の中でよう降っとるな、と思っていたんですが、思っていた以上に生活に与える影響は大きいようで…。

 さて、世間は金足農業ブームです。某タレントさんが言うてましたが、優勝したのは、しかも史上初となる2度目の春夏連覇を成し遂げたのは大阪桐蔭なんですよ。しかし、注目は準優勝の金足農業、そして吉田輝星投手です。今日の朝刊を見ておりますと、激闘を振り返る雑誌の「報知高校野球」は優勝した大阪桐蔭だけではなく、何と金足農業の準優勝を表紙に持ってきた「別バージョン」も制作するといいます。うちの刊行物で、こんなことはほとんど聞いたことない。本当に盛り上がっています。

 しかし、ここ数年の高校野球の盛り上がりは本当にすごい。ただね、少し前の更新で書きましたけど、今年はチケット争奪戦が半端なかった。ネットで販売した前売り分、お盆の時期なんて10分前後で売り切れですよ。D社のOクンは19日に発売された準決勝のチケットを買おうとしたけど、全くつながらずに撃沈したとか…。で、売り切れた数十分後には転売サイトで5~10倍の値段で売られているワケでしょ。そりゃ、怒りますよ。正直、今回から始まったネット販売ってどうなんだ、という気持ちもありますが、それ以上に気軽に行ける場所じゃなくなったなー、と実感。まぁ、僕たち大人はいいですけど、子供たちが簡単に見ることができたり、楽しんだりできるスペースはないですよね、これじゃ。何だか寂しいものです。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に見ていきましょう。明日の新馬で注目は新潟5Rでしょうね。関西馬では友道厩舎のレッドアネモス(牝、父ヴィクトワールピサ、母マチカネハヤテ)が出走します。この馬、調教で時計が出るようになりましたよね。「よく動けていますね。走り出すと真面目です。マイルぐらいがあっていると思います」と安田助手。母系はサクラバクシンオーの入ったスプリント色の強い一族ですが、友道厩舎は距離をもたせるような調教をこなしていますし、実際、スピード一辺倒っぽい動きでもありません。ここは初戦からという雰囲気でしたよ。

 友道厩舎の2歳馬情報を少し更新しておきましょう。函館でゲート合格→栗東に入ってきたビーチサンバ(牝、父クロフネ、母フサイチエアデール)グランデストラーダ(牝、父ハーツクライ、母レジェンドトレイル)は順調に調整中。安田助手は「(2頭とも)非力な面はありますが、いいモノは持っていますよ」と取材の感触は悪くありません。特に個人的にも気になっているビーチは「クロフネっぽい重さは全くないですね」と口にします。友道調教師も「いいと思うよ」と期待している1頭ですし、徐々にピッチが上がるのを楽しみにしたいところです。

 ビーチは以前に書いたように9月15日の牝馬限定の芝マイル、グランデストラーダは翌週23日の芝2000メートルを福永Jで予定しています。さらに、阪神最終週の芝1800メートルにはスパンキーワールド(牡、父ケープブランコ、母スプンキーウーマン)が岩田Jで出走を予定。トロル(牡、父オルフェーヴル、母シャムロッカー)に関しては「ソエが出ているので、状態を見ながらですね」(友道調教師)とのことです。母にヴィルシーナを持つ良血馬のブラヴァス(牡、父キングカメハメハ)ですが、9月22日の阪神芝2000メートルで復帰予定。MデムーロJが手綱を執ります。

 ここからは少し小ネタを。先週のヴィクトリアピースが新馬勝ちした橋口厩舎には2歳馬が続々と入っています。先週はダズリン(牝、父ロードカナロア、母ヴィアラクテア)と個人的な注目度の高いロナ(牝、父ロードカナロア、母エアジャメヴー)が入ってきたようですが、今週はレガーロブロッサム(牝、父オルフェーヴル、母サクラサク2)シルバースミス(牝、父オルフェーヴル、母リングジアラーム)が入ってくるとのこと。姉にエイジアンウインズを持つレガーロブロッサムは「緩い面はあるけど、体はかなり良くなってきましたよ」と橋口調教師は期待していました。

 ここからは北海道に快適出張中のジュリアナ橋本記者からの現地発情報を。今日は札幌2歳Sの1週間情報PART1です。函館2歳Sで2着だったラブミーファイン(牝、父ジャスタウェイ)は新馬勝ちした距離に戻してきました。「いい感じできている。1200メートルを使ったあとなので、どれだけハミをかむかを見たかった。前の馬を追いかける感じだったが、問題なかった。最初から期待していた馬。この時期にしては完成度が高い」と杉山助手は手応えをつかんでいるようです。

 続いては距離を一気に延ばしてきた松永幹厩舎のナンヨーイザヨイ(牡、父エイシンフラッシュ)ですね。「1週前は併せ馬をして、つつく感じでやりましたが、順調にきています。1200メートルより1800メートルの方がいいと思います。体は締まった感じ。落ち着きがありますね」と額田助手は距離延長に手応えを感じているようです。あとは、新馬の勝ちっぷりが強烈だった池江厩舎のクラージュゲリエ(牡、父キングカメハメハ)ですかね。「新馬は強かった。使う前から想定していたような競馬。賢い馬で、物見もせず走りに集中していましたね」と川合助手。この馬はMデムーロJとのコンビですし、人気を集めそうだな。北海道情報は明日に続きます。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

小倉4R・4アメリカズハート(当欄にしては、ちょっと穴っぽいかも。ただ、この距離短縮は間違いなくプラスのはず。野田助手が「仕上がりはいい」と状態面に自信を持っている)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

小倉3R・2ケイティノーブル(前走で立て直した効果を示した。芝はコース替わりで内有利。先行力を生かす)

新潟11R・4ナムラミラクル(圧倒的に先行有利の新潟ダート。しかも、脚抜きが良くなるとなれば…。前走は出遅れがすべて。発馬五分なら好勝負)

札幌7R・3ベルタニューブ(前走の決め脚優秀。クラス上がった方が走りやすそうな印象)

札幌9R・6ピッツィカート(適度に時計のかかる長丁場がベスト。今回は絶好の条件)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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