◆第36回フェブラリーS・G1(17日・ダート1600メートル、東京競馬場)
上半期のダート王を決める第36回フェブラリーS・G1(17日、東京)。「UMAJO(うまじょ)報知」のコラムニスト、「馬と歩もう」の田中歩フリーアナウンサーは、重賞を含めて6連勝中の新星インティに◎。迫力ある馬体から繰り出される底知れぬスピードで、一気にG1ホースの座へ駆け上がるとみました。
皆様、お久しぶりです。いよいよG1が開幕! 「馬と歩もう」もなんと3年目に突入することとなりました! 昨年の下半期のG1は5週連続で的中するも、肝心の有馬記念で外し…。また開幕戦に弱い私ですが、皆様のお陰で今年も大好きなコラムが書けるので、変化をつけつつお届けしていきたいと思います。
さて、フェブラリーSですが、主役は前走の東海Sが圧巻だった新星インティとします。ここ2戦の走破時計は1800メートルで1分49秒台をマークし、上がりも35秒台。その迫力ある馬体でパワーのある走り、かつスピード力はまだ底知れず楽しみです。中間の動き、体調ともに順調で、陣営も一番いい状態だと話しています。
不安要素はいくつかありますが、最終追い切りも栗東・坂路で鋭い伸び。充実ぶりが伺えますし、マイルでよりそのスピードが生きるはず。7連勝で一気のG1タイトル奪取を期待します。
対抗には、ゴールドドリームを。実績、安定感は出走メンバーでNO1でしょう。前走の東京大賞典はタフな馬場で斤量差もあったうえ、不利に遭う場面も。今回は本来の状態に戻っているようですし、東京マイルでの強さは証明済み。2度目の制覇もあるでしょう。
3番手にはサンライズソア。決め手に欠ける面もありますが、東京マイルは3走全て馬券圏内。前走のチャンピオンズCで見せたしぶとさも、シリウスSやJBC同様に評価ができます。1週前には坂路で自己ベストを更新。仕上がりも良く、大崩れはなさそうです。(フリーアナウンサー)
【田中歩アナの印】
◎(6)インティ
○(3)ゴールドドリーム
▲(10)サンライズソア
★(14)オメガパフューム
△(2)ユラノト
△(11)コパノキッキング
△(8)モーニン
◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサー転身。現在、グリーンチャンネル「海外競馬中継」、「Go Racing!」や南関東地方競馬中継などに出演中。昨秋のG1シーズンで挑んだ馬券プレゼントは、13戦で実に9回の成功。父は美浦の田中剛調教師。