障害で活躍した山本康志騎手、ラストランの中京1Rで9着 「25年騎手をできたのは幸せ」

騎手仲間から労いの花束を受け取る山本康志騎手(中央、左は蓑島靖典騎手) (カメラ・高橋 由二)
騎手仲間から労いの花束を受け取る山本康志騎手(中央、左は蓑島靖典騎手) (カメラ・高橋 由二)

 平地、障害で活躍してきた山本康志騎手(43)=美浦・久保田貴士厩舎=が、27日の中京1Rを最後にムチを置いた。ラスト騎乗となったのは4番人気に推されたアーネストホープだったが、9着に終わった。今後は美浦・奥平雅士厩舎で持ち乗りの調教助手に転身する。

 1995年にデビューし、JRA通算成績は132勝(平地43勝、障害89勝)。2011年の中山大障害・JG1(マジェスティバイオ)など重賞タイトルを6つ手にした。

 レース後まもなく検量室前で行われた引退セレモニーには、武豊騎手ほか大勢の騎手仲間が集まった。同じ美浦所属の蓑島靖典騎手から花束が渡され、記念撮影、胴上げと手短に続き、温かい拍手でねぎらわれた。

 山本騎手「25年騎手をできたのは幸せ。ケガをして辞めざるをえない先輩、後輩もいるなかで、自分で調教助手という道を選んで辞めることができて幸せです。オーナー、調教師はじめ、いつも誰かが助けてくれて幸せな騎手人生でした。これからはスタッフとして競馬に携わるわけですが、今まで同様接していきます。騎手を長く続けるのは大変。みんなには長く続けてほしい。思い出の馬? 障害は初期の調教からつけて、どれも思い入れは強いですね。(無観客競馬に関して)大江原隆さんの引退を見てたのでさみしいですが、こうして無事にインタビューできて良かったです」

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