佐久間騎手の現役最終騎乗は阪神3Rで6着「感謝の気持ちでいっぱい」…3月から調教助手に転身

メイショウムートで6着となり、晴れやかな表情で引き揚げる佐久間寛志騎手
メイショウムートで6着となり、晴れやかな表情で引き揚げる佐久間寛志騎手

 佐久間寛志騎手(36)=栗東・渡辺薫彦厩舎=は、27日の阪神3R・3歳未勝利(ダート1400メートル、16頭立て)のメイショウムート(牡3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎、父ディープスカイ)でラスト騎乗となったが、6着で現役最後のレースを終えた。28日付で引退し、3月から所属している渡辺厩舎で調教助手となる。

 前半は馬群の後方寄りを追走。直線は外からじりじりと差を詰めた。ラスト騎乗を終えた佐久間騎手は検量室前で騎手仲間らに出迎えを受けると、「デビュー戦も阪神のダート1400メートルだったので、感慨深かったですね」と笑み。「鹿戸(明)先生の弟子で本当に良かったと思います。いろんな方にお世話になり、感謝の気持ちでいっぱい。生まれ変わっても同じ仕事がしたいと思うくらい楽しい仕事でした」と18年間の騎手生活を振り返った。今後は厩舎スタッフとして強い馬づくりに励む。「たくさんのファンの人に愛されるような馬を育てたいです。調教師になることも目指して頑張っていきます」と前を向いた。

 同騎手は2003年に栗東・鹿戸明厩舎所属でデビュー。平地と障害で騎乗を続けた。JRA通算1954戦65勝(うち障害38勝)。重賞は08年京都ジャンプS・JG3、09年京都ハイジャンプ・JG2、09年東京ハイジャンプ・JG2(いずれもテイエムトッパズレ)の3勝。

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