【天皇賞・春】昨年2着馬に大外ピンク帽 ディープボンド8枠18番 陣営は渋い表情 

つつじが咲く厩舎周りで運動するディープボンド
つつじが咲く厩舎周りで運動するディープボンド

◆天皇賞(春)・G1(5月1日、阪神・芝3200メートル)枠順決定=4月28日・栗東トレセン

 昨年2着のディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キズナ)は、8枠18番からスタートする。

 0秒1差2着だった昨年の6枠12番より、さらに外となる8枠18番。「短距離戦の大外よりはマシですね」。渋い表情で谷口助手が切り出した。

 ただ、今春の大目標に向け最高潮の状態に仕上げた自信が、ピンク帽発進のロスをかき消す。「競馬が上手だし、包まれる危険のある最内枠より動きやすいでしょう。状態に関しては何も言うことがないですし、(16番枠の)タイトルホルダーと一緒に先行する感じじゃないですか」。

 ふたつ内の枠に入った菊花賞馬を見やりながらの道中から、真骨頂のロングスパートを仕掛けるつもりだ。

 4月27日の追い切り翌日は、運動で息を整えたキズナ産駒。「もう求めることがない状態ですし、雨でも良馬場でも問題ありません」。陣営は、悲願の盾Vへ自信を持って送り出す。

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