新人女性騎手の今村聖奈騎手（１８）＝栗東・寺島良厩舎＝は８月１０日、JRA交流の浦和９Ｒ・マルチヒーロー特別（ダート１４００メートル）にメイショウストーム（セン４歳、栗東・松永昌博厩舎、父クリエイター２）で参戦。クリノザウルスとの競り合いを鼻差制した。前日９日の盛岡に続く連勝で、地方交流４勝目。通算２９勝とし、Ｇ１に騎乗できる３１勝まであと２勝に迫った。
レースは後方待機策を選択。３コーナー過ぎからまくり気味に進出し、直線は２頭で併せ馬でのたたき合いとなったが最後までパートナーを鼓舞し続け接戦を勝利した。今週末には小倉記念・G３（８月１４日、小倉・芝２０００メートル）に重賞ウィナーのカデナ（牡８歳、中竹和也厩舎、父ディープインパクト）で参戦。重賞初制覇を飾った地での騎乗に注目が集まる。
今村聖奈騎手（メイショウストーム＝１着）「デビューして連続２着で能力がある馬でした。最近、馬が変にやめてしまうクセがあって、きょうもペースが速い中、向こう正面から動く形となりました。前もだいぶ速かったですし、減量もありますし、馬が最後までやっとちゃんと走ったかなと思います。乗せてもらって感謝しています。（浦和コースは）小回りでタイトでした。砂をかぶしていやがっていたので外々を回る形になりました。このようなレースをするようなら、もっともっと前から要所で意識しないと」
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