【天皇賞・秋】大阪杯覇者ポタジェ、G1馬5頭最後尾の13着 吉田隼人騎手「1完歩目ジャンプでスピード乗れず…」

13着のポタジェ(カメラ・池内 雅彦)
13着のポタジェ(カメラ・池内 雅彦)

◆第166回天皇賞・秋(10月30日、東京・芝2000メートル)

 伝統の中距離G1は3~8歳の強豪15頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎手が手綱を執った1番人気のイクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が大逃げに出た7番人気のパンサラッサ(吉田豊騎手)をゴール前で差し切り、春2冠連続2着の雪辱を果たして、初のG1タイトルを獲得した。勝ち時計は1分57秒5(良)。昨年のエフフォーリアに続き、2年連続5頭目の3歳馬勝利となった。

 JRA・G1は昨年末のホープフルSから1番人気の連敗が16まで伸びていたが、ついにストップ。17年王者のキタサンブラックの産駒は初のG1制覇で、天皇賞・秋史上4組目の父子制覇が実現した。

 2着は1馬身差でパンサラッサが粘り込み、さらに首差の3着には4番人気のダノンベルーガ(川田将雅騎手)。4月の大阪杯でG1初勝利を挙げたポタジェ(吉田隼人騎手)はG1ホース5頭の最後尾となる13着に終わった。

 菅原明良騎手(カラテ=6着)「ゲートは出たが、位置取りが後ろになってしまって、思い描いた競馬ができなかった。切れ味では分が悪いけど、スタミナがあるのでもう少し前で競馬がしたかった」

 松山弘平騎手(マリアエレーナ=7着)「状態は良く感じたが、1コーナーで不利があった。最後まで一生懸命走ってくれました。能力が高い」

 トム・マーカンド騎手(アブレイズ=10着)「本当はもっと前にいきたかったが、スタートが遅くてあの位置になってしまった。最後は良く伸びてくれた」

 岩田康誠騎手(ノースブリッジ=11着)「ゲートを出てから少し強引にポジションを取りにいったが、力みなく運べました。G1でそれなりの格好はつけられた。この馬の成長に期待したい」

 三浦皇成騎手(カデナ=12着)「前には離されたけど、脚は使ってくれたし、混戦の中でゴールができた」

 吉田隼人騎手(ポタジェ=13着)「1完歩目でジャンプするような形になってしまって、スピードに乗れなかった。ワンターンより、コーナー4つの方がいい」

 横山和生騎手(レッドガラン=14着)「さすが重賞を勝っている馬で、背中が良くて、雰囲気も良かった。一瞬の脚を生かしたかったが、少し上がりが速すぎました」

 浜田多実雄調教師(バビット=15着)「直線はおっと思わせるところはあった。強力メンバー相手によく頑張ってくれた」

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