◆第30回青葉賞・G2(4月29日、東京競馬場・芝2400メートル、良)
本番と同じ舞台で行われるダービートライアルは、1、2着馬に与えられる5月28日のG1の優先出走権を懸けて、3歳馬15頭によって争われた。
クリストフ・ルメール騎手が手綱を執った1番人気のスキルヴィング(牡、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が直線で外から伸びて、2番人気のハーツコンチェルト(松山弘平騎手)に競り勝って、未勝利、ゆりかもめ賞(1勝クラス)に続く3連勝で重賞初制覇を果たした。ルメール騎手は6度目の青葉賞挑戦で初制覇。管理する木村哲也調教師は20年のオーソリティ以来の青葉賞制覇となった。勝ち時計は2分23秒9。
半馬身差の2着となったハーツコンチェルトまでが日本ダービーの優先出走権を獲得。さらに2馬身差の3着には11番人気のティムール(三浦皇成騎手)が続いた。
川田騎手(メイテソーロ=4着)「全力でよく頑張って走ってくれたと思います。よく4着まで来てくれました」
吉田豊騎手(アームブランシュ=5着)「内枠からいい感じで運べたが、4コーナーでもう少し我慢したかった。自分で動いたぶん、最後甘くなってしまった。それでも一戦一戦良くなっています」
池添騎手(サヴォーナ=6着)「ポジションは悪くなかったけど、現状はまだ緩くて伸び切れなかった。まだ成長途上ですし、これからに期待したい」
和田竜騎手(マイネルエンペラー=7着)「跳びが大きい馬で、外をのびのびと走らせたかったんだけど、内枠もあって、なかなかスペースがあるところに持っていけなかった。まだ現状では武器が少ないけど、本当に能力はある馬なので、これからに期待」
レーン騎手(グランヴィノス=8着)「ポテンシャルがあるいい馬ですが、まだ立派で体と頭がついていっていない感じ。経験を積んで次につながっていくと思う。少し時間がかかるタイプかもしれない」