昨秋のスプリンターズSで首差2着と好戦。今年はさらなる飛躍を期待されたが、シルクロードS7着、高松宮記念10着と結果が伴わず。
ただ敗因ははっきりしている。シルクロードSは59キロを背負い、さらに内有利の馬場で8枠14番から4角も外に振られる厳しい形に。高松宮記念も大外枠を引き、不良馬場もこたえたもので、決して力負けではない。
深山調教師も「前走後もケロッとして、心身のダメージはないですね。1週前追い切りも、ラストいっぱいでしたが、普段通り悪くない動きでした」と敗戦の影響は感じられない。
今回は昨年の橘S(中京、1着)以来、1年ぶりの1400メートルだが、1分19秒3の持ち時計はメンバー中トップ。「ここ2戦スタートがもうひとつなので、今の感じならこの距離の方がいいのかも。自在性もあるので、東京コースが駄目という感じはしない」とトーンも上々。うっぷんを晴らす走りを期待したい。 (松井 中央)