北海道苫小牧市のノーザンホースパークで8日、新エリア「ディープインパクトゲート」の報道社向け内覧会が行われた。
競走馬、種牡馬として多くの実績を残したディープインパクトの名を冠したモニュメントで、オーナーの金子真人氏の発案と監修のもと、21年8月17日に着工。23年5月31日に完成した。制作者はイタリアを拠点として活動する、北海道美唄市出身の彫刻家・安田侃(かん)氏。6月9日より一般公開が開始される。
内覧会の壇上で安田氏は「ホースパークにいる親子の馬をヒントに、ディープの孫やひ孫、その血のつながりを台座に座って思い起こす空間を提供したかった」と、コンセプトを語った。また、ディープインパクトを生産したノーザンファームの吉田勝己代表は「馬を愛する人にとって聖地のような場所になると思います。先週の土曜日には、世界一権威のあるイギリスダービーをオーギュストロダンという彫刻家の名前の産駒で勝ちました。ディープの力は本当にすごいと思います」と、話した。