佐々木大輔騎手が一日4勝!武豊らトップ騎手相手に函館開催リーディングトップ

佐々木はナスティウェザーに騎乗した函館6Rで鮮やかな逃げ切り(カメラ・松末 守司)
佐々木はナスティウェザーに騎乗した函館6Rで鮮やかな逃げ切り(カメラ・松末 守司)
佐々木大輔騎手
佐々木大輔騎手

 デビュー2年目の佐々木大輔騎手(19)=美浦・菊川厩舎=が1日、函館競馬で自身初の一日4勝をマーク。函館開催での勝利数を12として、リーディングのトップに躍り出た。若手のホープが北の大地で日に日に存在感を増している。

 笑顔はなかった。佐々木が5勝目を狙った最終の12R。直線で猛追も首差届かず、2着に終わると悔しさをにじませた。「最後に勝てなかったので…。取りこぼしがあるし、目の前の一戦一戦を頑張ります」としっかり前を見据えた。

 リーディング2位で迎えた函館開催後半戦の初日。1Rのナナオで勝って勢いをつけた。4R(ランスノーブル)も勝ち、6Rの2歳新馬ではナスティウェザーで4馬身差の逃げ切り。ただ、これで終わりではない。7Rでは5番人気のアマイで再びスタートから先頭に立つと、そのまま押し切ってみせた。

 今年が初めての函館参戦。減量があるとはいえ、武豊、横山兄弟(和生、武史)など並み居るトップ騎手相手に堂々と渡り合い、初の開催リーディングが見えてきた。「10勝したい」と掲げていた目標の勝利数も早々と超えている。「それは良かったです。でも、数字は気にしないでやっていきたい」と気持ちを引き締めた19歳。あと2週、無欲で頂点を目指していく。(松末 守司)

 ◆佐々木 大輔(ささき・だいすけ) 2003年11月24日、茨城県生まれ。19歳。22年3月5日に中山2R(14着)でデビュー。同4月10日の中山8R(スイートカルデア)で初勝利を挙げる。同期は今村聖奈、角田大河ら9人。1年目は9勝にとどまったが、今年は31勝で、角田河に10勝差をつけて同期トップを快走する。

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