
◆第61回金鯱賞・G2(3月16日、中京競馬場・芝2000メートル=1着馬に大阪杯の優先出走権)追い切り=3月12日、栗東トレセン
金鯱賞2連覇中のプログノーシス(牡7歳、栗東・中内田充正厩舎、父ディープインパクト)は坂路を単走。楽な手応えながら力強い脚取りで52秒9―12秒4で駆け上がった。松岡助手は「先週しっかりやれて体が締まったので、整える程度。もう言うことはないですし、動きも心配ありません」と状態に太鼓判を押した。
初コンビの西村淳也騎手とコンタクトを取った3月6日の1週前追い切りでは、CWコースを単走で6ハロン77秒9―11秒7の猛時計を計時。先週にしっかりと負荷をかけられたことで、素軽さが一層増した印象だ。昨年の札幌記念、有馬記念とゲート面の課題を露呈したが、中間は入念に駐立を練習。ぬかりなく改善に取り組んでいる。
「年齢を重ねていますが、過去2回と比べてもフレッシュな状態。3連覇に向けて自信を持った仕上がりで臨める」と同助手。2003年~2005年のタップダンスシチー以来2頭目の金鯱賞3連覇へ、万全の態勢で臨む。