
◆アネモネS(3月15日、中山・芝1600メートル=2着馬までに桜花賞の優先出走権)
前走の春菜賞を首差で勝利したキョウエイボニータ(牝3歳、美浦・伊藤伸一厩舎、父イスラボニータ)は、同レースの2着馬ボンヌソワレが3月8日の報知杯フィリーズレビューで3着に好走し、桜花賞への優先出走権をゲット。原優介騎手との新コンビで牝馬1冠目の切符を目指す。
3月6日の1週前追い切りでは原騎手を背に美浦・Wコースで切れのある動きを見せた。6ハロン84秒9―11秒6。鞍上は「物見をしたり幼さはありましたが、スピードを乗せてからは抜群でした。いい馬です」と手応えをつかんだ。
ガンバルマンに騎乗した報知杯弥生賞ディープインパクト記念では、皐月賞の権利獲得まで0秒1差の5着だった。「結果論にはなりまけど、腹をくくって内を突いていたら…と悔しい思いはあります。今週は何とか権利を取りたいですね」。先週の悔しさをバネに、キョウエイボニータを桜花賞へ導く。