
阪神11R・大阪城ステークス(L)・馬トク激走馬=トーセンリョウ
20年のセレクトセールで2億円で取り引きされたディープインパクト産駒はデビュー時、長い休養を挟んで4戦3勝。その後も脚元を考慮しつつ調整されたり、熱中症に苦しんだりと、刻んだキャリア13戦は決して順調とは言いがたいが、6歳の今、ここにきて待望の充実期に入った。
2走前の中日新聞杯は後方から直線のさばきに苦しみながら4着。団野騎手は「前走も良く感じましたが、体も動くようになってもう一段階良化しました。もう少しスムーズならと思いますが、よく頑張ってくれました」と重賞好戦の手応えを話した。前走・白富士S8着は馬体が絞り切れておらず参考外。2月18日に外厩・山元TCから帰厩し、坂路、Wコースで推進力あふれる走りで仕上がり良好。初の阪神外回りは末脚を生かせるベストの舞台である可能性が高く、直線差し込むシーンも。