
3月9日の中山10R・総武S(4歳上オープン、ダート1800メートル=16頭立て)は、5番人気のヴァンヤール(牡7歳、栗東・庄野靖志厩舎、父タートルボウル)が、直線で豪快に差し切って3年ぶりとなる白星を挙げた。勝ち時計は1分51秒5(重)。
大外の16番枠から前半は後方から運ぶ形となったが、向こう正面から外を通って徐々に位置取りを上げていった。4コーナーでは5番手まで押し上げて、直線でも長く脚を使って差し切った。
戸崎圭太騎手は「厩舎の方でずいぶんと(調教で)攻めてくれた。それで(前走より)感じが良くなっていました。前半は置かれる感じだったが、途中からグイグイいって手応えがよかった。最後も伸び切ってくれました」と、勝利を振り返った。
庄野調教師は「年齢的にずぶいところを見せ始めていたので、先週、今週としっかり追い切った。復活してくれてうれしいですね」と、久々の白星に笑顔。今後はマーチS(3月30日、中山)を視野に入れる。