【阪神11R・大阪城S】デビットバローズが去勢明け2戦目でオープン初V 岩田望来騎手「また重賞に挑戦できれば」

大阪城Sを勝ったデビットバローズ(カメラ・玉木宏征)
大阪城Sを勝ったデビットバローズ(カメラ・玉木宏征)

 3月9日の阪神11R・大阪城S(4歳上オープン、リステッド、芝1800メートル=14頭立て)は、3番人気のデビットバローズ(セン6歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア)がオープン初Vを決めた。勝ち時計は1分44秒6(良)。

 好発から先団に取りつき、勝負どころも2頭ぶん外を回りながら直線入口で先頭へ。そのまま抜け出して、トーセンリョウ(2着、団野大成騎手)以下の追い上げを2馬身半差で振り切った。

 岩田望来騎手は「好スタートからいい位置を取れました。去勢してすごくいい結果につながっています。能力がありますし、また重賞に挑戦できれば。折り合いもついていましたし、距離は極端に短かったり長くなければ対応できます」と喜んだ。

 2走前の函館記念(16着)後に去勢手術を施した。上村調教師は「上積みは十分あったし、力通りだったね。装鞍所から落ち着きがあって、去勢効果がてきめん。馬っ気がきつくて馬群で他馬に気が行っていたけど、きょうは最後までしっかり走ってくれた。これなら重賞でも」と飛躍を期待した。

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