西山の日曜注目馬【中山11R・報知杯弥生賞】

ヴィンセンシオ(カメラ・荒牧 徹)
ヴィンセンシオ(カメラ・荒牧 徹)

 【中山11R・報知杯弥生賞ディープインパクト記念】例年通り好メンバーが集まった伝統の皐月賞トライアルは、2戦2勝の良血◎ヴィンセンシオから入る。新馬戦は1000メートル通過が67秒0の超スローペースだったが、難なく対応してデビューV。一転、今回と同じ中山の芝2000メートルを走った前走は、1000メートル通過59秒4という全く異なるペース。普通の馬なら戸惑ってリズムを崩してしまうところで、しっかり流れに乗り、直線は3頭の叩き合いを鼻差制して2歳コースレコードを樹立した。センス、スピード、勝負根性。一流馬に必要な要素を示した、高く評価できる一戦だった。

 3か月半の間隔を空けての今年初戦となるが、調整はいたって順調だ。1週前の2月27日に美浦・Wコースでマークした5ハロン65秒4―11秒2、今週5日の坂路800メートル53秒2は、いずれも自己ベストを更新する好時計。2週続けてこれだけしっかり動けていれば何の心配もない。

 コンビを組むルメールのコース相性も魅力だ。2015年以降の中山・芝2000メートルの騎手別成績は55勝で1位。その勝ち星以上にすごいのが「率」で、勝率31・1%は今回の出走する騎手で勝ち星2位の戸崎(13・0%)に大差をつけ、連対率44・6%も横山武(27・6%)を大きく上回っている。

 唯一の懸念材料は雨、もしくは雪による馬場悪化だが、人馬ともに最も能力を発揮できる舞台設定。こなしてくれると信じて、馬券の軸に指名だ。相手はG1の朝日杯FSで2着と好走したミュージアムマイル、2戦2勝のナグルファルを厚めに、馬連と3連単1着ながし(3)―(2)(6)(8)(9)(11)(12)で勝負する。

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