
8日の中山7Rをレーヴブリリアントで勝利し、今年のJRA新人騎手の中で一番乗りで初勝利を手にした舟山瑠泉(るい)騎手=美浦・田中博康厩舎=(18)が11日、地方競馬初騎乗で船橋競馬に参戦。1Rで騎乗したマーゴットビート(牡6歳、船橋・佐藤裕太厩舎、父ビッグアーサー)で、地方初騎乗V。同馬は厩務員をしている父の担当馬だった。
「ひとつの夢だった」と父の担当馬に乗るのを心待ちにしていた舟山騎手。圧倒的な1番人気に応える危なげのないリードで逃走Vを決めた。
11日早朝の美浦では「自分が船橋で乗ることが決まって陣営が用意してくれました。準備していただいて本当にありがたいですし、うれしいです。馬の力はあると思うので、焦らずに乗れれば結果はついてくると思います」と語り、有言実行の勝利となった。
8日の初勝利に続いて、父の担当馬での勝利。また一つ夢がかなった舟山騎手の航海は、まだ始まったばかりだ。