【金鯱賞】ホウオウビスケッツは思い描くローテ歩むために賞金加算を 奥村武調教師「うなるくらいの手応え」

Wコースで追い切ったホウオウビスケッツ(左)はスズカコテキタイ(中)を追走(右はモダン)(カメラ・荒牧 徹)
Wコースで追い切ったホウオウビスケッツ(左)はスズカコテキタイ(中)を追走(右はモダン)(カメラ・荒牧 徹)

◆第61回金鯱賞・G2(3月16日、中京・芝2000メートル=1着馬に大阪杯の優先出走権)追い切り=3月12日、美浦トレセン

 中山金杯で9着に敗れたホウオウビスケッツ(牡5歳、美浦・奥村武厩舎、父マインドユアビスケッツ)が巻き返しへ向けて追い切りを行った。Wコースでスズカコテキタイ(6歳オープン)を5馬身追走。強めに追われた僚馬に対して、馬なりで半馬身ほど先着。5ハロン65秒7―11秒1をマークした。「追いかける形で時計は速く見えるけど、内を通ったぶんがあるし、やりすぎず予定通り。最後はうなるくらいの手応えだった」と奥村武調教師もうなずく上々の動きを見せた。

 3着に好走した天皇賞・秋の後は有馬記念を目指して調整されていたが、賞金不足で出走できず。スライドした中山金杯では、59・5キロのトップハンデや、大外枠からの厳しい展開と難しい条件が重なった。指揮官は「前走は何十苦にもなって参考外。使いたいレースをいつでも使える状況を作りたいので、先々を見据えて賞金を加算したい」。ここ最近の鬱憤(うっぷん)を晴らす走りを期待する。

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