血統馬が続々(美浦)

勝利したオーキッドロマンス(左)
勝利したオーキッドロマンス(左)

 こんばんは、坂本です。今日は美浦トレセンからお届けします。

 さて、昨日はパ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージの第3戦が行われ、延長戦の末にロッテが劇的逆転勝ちを決めました。私も仕事中、夕食中と手に汗を握りながらテレビ中継にかじりついておりましたが、もうジェットコースターのような心境でしたね。3点の勝ち越しを許して「あぁ、ダメか…」というところから、同点弾、サヨナラ打とドラマチックすぎる展開に興奮さめやらぬとはこのことかと思いました。

 今朝の取材中もロッテ党の関係者と顔をあわせると、「やりましたね!」「眠れなくなって参ったよ(苦笑い)」などと喜びの声ばかりでした。スポーツの秋とはよく言ったもので、ようやく陽気も過ごしやすくなってきた今日この頃。セ、パともに第2ステージの熱戦が、もう楽しみでなりません。もちろん競馬も盛り上がりでは負けていられませんよね。

 それでは本題へいきましょう。今朝の取材から手塚厩舎を取りあげます。まずは2連勝でカンナSを制したオーキッドロマンス(牡、父ロジャーバローズ、エキナシア)が、今日10月17日に帰厩してきました。次走は予定通り京王杯2歳S(11月4日、東京)に向かいます。また8月の新潟で初勝利を挙げたバロン(牝、父ロードカナロア)は、10月7日に帰厩しており、今朝は美浦・坂路を元気に駆け上がっていました。こちらはファンタジーS(11月4日、京都)に向かう予定で、「ちょっと細くなって帰ってきたので、もう少しふっくらしてほしいけど、精神面はもともと落ち着いていていいタイプ。十分にやれる力はあると思います」と手塚調教師は語っていました。

 新馬の話題ではジオセントリック(牡、父ハービンジャー、母プルメリアスター)は、10月29日の東京新馬戦(芝2000M)でデビューを予定しています。祖母はリリサイドで、叔母に国内外G1を4勝したリスグラシューがいる良血です。7月末にゲート試験に合格して、順調に乗り込まれています。手塚師は「線は細いですが、能力はありそうです。距離は長い方がいい」とみています。

 また同じキャロットファームのアルドール(牝、父ロードカナロア、母ヒルダズパッション)は、10月13日にゲート試験に合格しています。半兄に米G1馬ヨシダ、半姉に20年のシンザン記念を制したサンクテュエールなどがいる血統馬です。「走りそうですよ。成長が遅かったのでこの時期ですが、思ったよりも順調にきています。ロードカナロア産駒ですが、距離はもつと思う。心肺機能がいい」と、なかなか好感触のようでした。またヴァンショー(牝、父キズナ、母レッドサン)は、5回東京開催の1週目デビューを目指しています。

 そして10月13日に入厩したばかりなのは、シュネルラウフェン(牝、父ドゥラメンテ、母セリエンホルデ)です。名前を聞いてピンとくる方もいると思いますが、G1馬シュネルマイスターの半妹です。馬体重は430キロ前後のようですが、まずはゲート試験合格を目指します。

 それでは今日のところはこのへんで。

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