11年の凱旋門賞を制した牝馬のデインドリーム(父ロミタス)が8月31日に死んでいたことが12月1日、分かった。15歳だった。けい養先の社台ファームによると、蹄葉炎の悪化により、安楽死の措置が取られた。
08年生まれのデインドリームは、11年のベルリン大賞、バーデン大賞、凱旋門賞とG1競走を3連勝して一気に頂点に駆け上がった。凱旋門賞の次走に選んだジャパンCでは1番人気に支持されたが、ブエナビスタの6着に終わった。翌12年にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS・G1を鼻差で勝利し、凱旋門賞とキングジョージの両方を制した初の牝馬となった。
社台ファーム代表の吉田照哉氏が所有権の半分を所有していたことから、20年からは北海道千歳市の社台ファームで繁殖生活を送っていた。