いよいよ日本ダービーです! 周りから「頑張れよ」と声をかけられる回数は、ダービーが一番。それだけ、関係者にとっては特別なレースです。
今年はシンエンペラーと挑みます。皐月賞(5着)のときは、今思えば、この馬らしい覇気がなかったのかもしれません。今回は普段のキャンターから違います。「動けそうだな」という雰囲気。1週前追い切りは、明らかに動きや反応が良くなっていました。荒々しさが戻ってきたという感じ。3歳春のなかではベストな状態だと思っています。
初戦は東京でいい競馬をしていたので、左回りはむしろいいかもしれません。折り合いの不安もありませんし、条件は何も心配していません。7枠13番は外めですが「終わってみればここで良かった」と言えるようにしたいです。
ダービーだからと言って、急にうまく乗れるわけではありません。いつも通りに乗ることを心がけます。矢作厩舎、そして藤田晋オーナーの馬で勝てるように、そして、ダービージョッキーの称号を得られるように頑張ります。
目黒記念のヒートオンビートは、先週の追い切りでしっかり動けていました。ハンデが59キロと重いぶん、ロスなく運びたいです。(JRA騎手)
【東京】
11R シンエンペラー A
12R ヒートオンビート B
(本紙評価)