◆第75回東京新聞杯・G3(2月9日、東京競馬場・芝1600メートル)
23年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(牝5歳、美浦・宮田敬介厩舎、父ロードカナロア)が、今年初戦を迎える。
1月30日の1週前追い切りはWコースで3頭併せを行い、最後方から6ハロン82秒5―11秒1。直線ではG1馬の貫禄を見せる伸びで僚馬2頭に先着した。宮田調教師は「最後は素晴らしい伸びを見せてくれました」と評価した一方で「少し動きは重いですし、体重もプラス20キロくらい。動き的にも体的にも、まだ上があるのかなという気がします」と、レースまでにさらなる状態アップが可能との見方を示した。
2月2日にもWコースに入り、ラスト11秒9(6ハロン85秒2)と、レースへ向けてしっかりと負荷がかけられた。指揮官は「恥ずかしい競馬はできない」と力を込める。5歳初戦を勝利でスタートさせ、春の大目標ドバイ・ターフ(4月5日、メイダン競馬場、芝1800メートル)へ弾みをつける。