【ゆりかもめ賞・角田の特注馬】コスタノヴァの半弟・ファイアンクランツに期待 キング姐さんも高く評価

ファイアンクランツ
ファイアンクランツ

◆ゆりかもめ賞・3歳1勝クラス(2月9日、東京・芝2400メートル)

 根岸Sで衝撃のパフォーマンスを見せたコスタノヴァ。これからのダート界を背負っていく存在と思わせる強さだったが、その半弟・ファイアンクランツ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎、父ドゥラメンテ)も楽しみな馬だ。

 札幌芝1800メートルで行われた新馬戦は、ラスト2ハロンが11秒8―11秒1の加速ラップを4角先頭から押し切って勝利。その後の重賞2戦では3、4着と勝ち切れてはいないが、どちらも最後はしぶとく脚を伸ばしており悲観する内容ではなかった。まだ気性面も馬体も幼さがいっぱいで本格化は先に感じるが、長く脚を使えるタイプで距離が2400メートルに延びるのはプラスだろう。

 調教では集中力を欠く面が頻繁に見られるが、今回は美浦・Wコースでの1週前追い切りにレイチェル・キング騎手が騎乗(レースは未定)。しっかりと指示に反応して脚を伸ばし、5ハロン66秒8―11秒7で古馬に追走先着した。“姐さん”も「集中して走ってくれたし、ポテンシャルを感じます」と高評価。ドゥラメンテのラストクロップが、大目標のダービーへ向け2勝目を挙げる。(角田 晨)

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